ゆらぎながらも前へ

PMDDと不安障害。でも焦らず、好きなこと、感じたことをゆっくり綴っています。

就労移行支援事業所に通い始めて感じたこと。1年半を振り返って。

自分を立て直したい。社会から取り残され、不安でした。

私が、就労移行支援事業所に通所することになったキッカケは、同僚からの紹介でした。

 

当時の私は、職場でのセクハラにより、うつ病と不安障害になっていました。仕事をこれ以上休もうにも、契約社員のため休める日数が限られており、契約満了のため、退職せざるを得ないという状態でした。

 

職場でセクハラにあっていたのは私だけではありませんでした。ある日、同じような思いをした同僚とご飯を食べに行き、病気が辛いし仕事もなくなり、この先どうしたらいいか分からないと相談していたところ、就労移行支援事業所を紹介してくれました。知り合いが勤めているが、良かったら話を聞きに行ってみないかと言われました。

 

それが私が就労移行支援事業所を知ったキッカケでした。

 

 

通所することにした理由

就労移行支援事業所のスタッフさんは、とても優しい雰囲気の女性でした。

フワフワとしたソファに座って、今まで辛かったこと、これからどうしたらいいか分からないことを泣きながら話しました。彼女は、静かに同調しながら、優しく聞いてくださいました。シンプルに安心しました。私ってひとりじゃないんだって。それだけで救われました。

 

就労移行支援事業所についてのお話を聞き、お試しで体験をしてみることにしました。最初は怖かったです。私は障害のある方と接したことがなかったので、上手くコミュニケーションを取れるかどうか、とても心配でした。

 

私の体調は当時引きこもりがちで、1週間お風呂に入らないなんてざらにありましたし、昼夜逆転していました。(外出前にはお風呂に入っていました。)夜になると思い出してしまうんです。辛かったセクハラされていた時のことを。そうなると全然眠れなくて涙がたくさんでできて、心の中はずっとくらいままで、どうしたらいいか分かりませんでした。食事は1週間に1度、セブンイレブンに買い出しに行き、1週間分のカップラーメンやコンビニ飯を買って食べていました。今思うと、不健康極まりないですね。ですが、それだけで精一杯でした。

 

将来への不安ももちろんありました。私は前のお仕事、続けたかったんです。一生懸命でした。だからこそ、利用してくるような人間が許せなかった。侮辱された気分だった。男の人が、全部同じように見えて、信頼できなくて、2人きりになんて2度となりたくなかった。たとえ仕事であったとしても。

 

最初の気持ち

就労移行支援事業所に通い始めて、最初は、男の人が隣に来るだけで、まるで怯えるような気持ちになりました。特に、就労移行支援事業所には、事情があって、大きな声の方も、距離感が近い方もいらっしゃいます。それが苦痛でした。

 

最初はそれが、スタッフにいえなかった。相手に失礼だと思ったから。でもだんだんフラストレーションが溜まってきて、爆発して涙が出てきてしまい、スタッフと面談をすることに。私の思いを静かに聞いてくれました。そして、教えてくれました。嫌だったら席を変えてもいいんだよと、予め避けて、遠くの席に座ってもいいと。私たちに相談してくれてもいいんだよ、一緒に考えようと言ってくれました。

 

衝撃でした。

 

私は嫌なことがあっても、我慢しなければならない、誰に対しても丁寧に接しなければいけないという固定概念を持っていたのです。それが私を縛り付けていた。

 

そこから私は、席を選ぶようになり、ちょっぴり気持ちが楽になりました。

 

私は、ここなら、社会に戻れるかもしれないと少しづつ期待するようになりました。

 

 

人間関係

私は就労移行支援事業所に入所することになりました。最初は休憩時間は誰とも喋っていませんでした。しかし、就労移行支援事業所には、一週間に一回、息抜きのような授業があります。みんなで公園に行ったり、ゲームをしたりして遊ぶのです。そこで、私よりも先に入所していた、一人の女性が声をかけてくれました。彼女は言いました。話しやすい普通の女性がいて、良かったーと。彼女も慣れない環境で不安だったのかもしれません。彼女が話しかけてくれたことは私にとっての安心でもありました。そこから段々と彼女や、彼女の周りにいる利用者さんと会話をするようになりました。

 

逆に距離を置いた人もいます。

男性なのですが、彼は就労移行支援事業所でも少し浮いたような存在に見えました。大きな声を出したり、スタッフさんに何度も話しかけたり、きっと、障害のせいでコミュニケーションに苦手な部分があるのでしょう。

ある日彼が帰り際に私に言いました。

「2人で一緒に帰りましょう」と。

その時全身が気持ち悪くなるような感覚に包まれました。

そして思いました。

怖い!どうしよう!誰か助けて!

でも、誰も気づいてくれません。

私は、正直に男性が苦手なので一緒に帰れないことを伝えました。すると彼は満足いってない様子で帰っていきました。

今思うと、私が女性の利用者さんと仲良く話していたのが羨ましかったのかもしれません。

でも私にとっては、とても不快な経験でした。

そしてスタッフに相談すると、彼はすぐに忘れてしまう特性を持っているから、また同じことを言われるかもしれないよと言われ、もっとパニックに。

彼は一気に私にとって苦手な人物となり、就労移行支援事業所に通うのが憂鬱になりました。

 

でも彼が話しかけていたのは私だけではないようで、決まって、話しやすそうな女性に積極的に話しかけているのが印象的でした。そして男性のスタッフは極端に嫌っており、面談を断ったりする場面も見られました。

事情は分かりませんが男性が苦手な私からしたら、彼は恐怖の対象でした。

 

気をつけていたのは、無理をしないということです。

辛かったら休む、スタッフに相談するなど方法はあります。ポイントは自分一人で解決しようとしないこと。

 

スタッフさんについて

スタッフさんは女性は皆さん優しい方が多い印象でした。お姉さんのように優しく寄り添ってくれる方もいれば、お母さんのように包み込んでくれるような方もいらっしゃいました。

男性については私はなかなか心が開けませんでした。だけど、面談の時はドアを開けて密室にならないようにするなどの配慮を考えてくださったり、男性に対して断り方の方法を一緒に考えてくださったりして、だんだんと安心できる存在になっていきました。

 

自分との向き合い方

焦らず、自分のペースで

最初の頃は焦っていました。私はこんなところで何をやっているんだろう。早く社会に復帰しないと取り残されてしまう。こんなことしてる場合じゃない。そんなことばかり考えていました。

 

毎日元気で過ごすことができない自分に嫌気がさしていました。

 

だけど、スタッフに支えてもらいながら、だんだんと、目の前の課題に向き合うことが大切だと気づけるようになりました。就労移行支援事業所に入社したら、まずしなければならないことは、毎日安定して通所することです。そして体調を記録して自分とゆっくりと向き合うこと、最初はそれだけを頑張れば良かったのです。

 

私はまず、落書き帳を購入しました。そして自分の気持ちを思い切り書き出す、誰にもみられないのだから、自由に書いていいんだと思いながら、行いました。それによって、自分の好きなこと、嫌いなこと、苦手なこと、得意なこと、だんだんとわかってきました。なぜ体調を崩すのか、どのタイミングで崩れるのか、そういったことにも向き合っていきました。

 

家に帰ってから、将来のことを考えてしまうこともありました。だけど、スタッフに相談して、就労移行支援事業所にいる間しか、将来のことは就職については考えない、メリハリをつけるというルールを決めて、取り組みました。そのおかげで家ではリフレッシュできる時間を過ごせました。

 

 

体調の変化と気づき

就労移行支援事業所では毎日体調を記録するための紙を渡されて、毎日記入して提出するようになっています。

それによって気づいたこと、それは、私は決まって生理前に、不安障害の症状が強くなってしまうことでした。ひどいPMDDの症状もありました。

精神科の先生に相談して、血液検査をすることに。結果は隠れ貧血(潜在性鉄欠乏症)でした。フェリチンの数値が普通の女性だと50、男性だと100はあるそうなのですが、私は5しかありませんでした。

フェリチンが少ないということは、体内に鉄の蓄えが少ないということなのです。 倦怠感、息切れ、動悸、めまい、頭痛、冷え性、精神的な不調といった症状が出てしまいます。特に生理によって血が出ているとなれば、体内の鉄が全然足りないということになりますよね。

 

私は鉄剤と、ピルの服用を始めました。半年ごとに血液検査をしていますが、だんだんとフェリチンの数値は上がってきています。また、ピルの服用により、PMDDの症状が緩和され、とても楽になりました。以前は、一ヶ月のうち1週間は、精神的にとても辛く、ちょっとしたことで涙が止まらなかったり、こんなに迷惑をかけるのであれば1人になりたいと、思う夜もありました。今はそういった症状はありません。

 

また、私は疲れると左耳の中がすぐに痙攣してしまう、耳管開放症に似た症状がありました。そのことをスタッフに相談した後、病院に行ってみることに。先生には、耳に異常はないが、大きな音が苦手なタイプの耳かもしれないので、大きな音がするようなところ(ライブなど)には注意をするように、と言われました。それからは、就労移行支援事業所では、耳が疲れそうな時、(みんなが盛り上がっている時。集中できない時。耳がしんどい時)は、耳栓をしていいということになり、耳がしんどいことを我慢しなくていいようになりました。

 

楽しく休みを過ごせるようになり、休みの日は、飼っているハムスターを眺めたり、ジムで運動したり、街を散歩したり、美容について調べてみたり、いろいろなことができるようになりました。

 

これから通所する人へ

 

これから通所する人に言いたいこと、それは、自分のペースで大丈夫だよということです。

周りの人を見て、友達を見て、家族から何か言われて、焦ってしまう気持ち、よくわかります。私も焦ってました。でも、焦ったところで、よくなるわけではないのです。大切なのはゆっくりと自分と向き合うこと、今はその時期なのです。

 

通所するということは、もう1人じゃないということ、まずは、スタッフに遠慮せず相談することから、勇気を出してはじめてみてほしいなと思います。